- ・補助金を受けられる対象者(個人・集合住宅・事業者)の要件
- ・エアコンや太陽光発電など補助対象となる設備と補助金額の一覧
- ・区内の事業者から購入・設置すると上限額が上がる仕組み
- ・設置・支払いの完了後に行う申請手続きの流れと注意点
荒川区では、地球温暖化対策の一環として、省エネ性能の高い設備を導入する区民や事業者に、購入費用の一部を助成する「エコ助成事業」を実施しています。
この制度を活用すると、初期費用を抑えながら省エネ設備を導入できます。
本記事では、対象となる設備や補助金の額、申請方法から注意点までを解説します。
荒川区の「エコ助成事業」とは?制度の概要をわかりやすく解説
荒川区の「エコ助成事業」は、温室効果ガスの削減に配慮した省エネ・創エネ機器などを区内に設置した方へ、購入費用の一部を助成する制度です。ゼロカーボンシティの実現を目的としています。
住宅向けは、エアコンや冷蔵庫の買い替えから、太陽光発電システムや高断熱窓の設置まで、幅広い設備が対象です。事業所が使えるのは、直管型LED照明器具への改修に限られます。
荒川区のウェブサイトでは「令和8年度エコ助成事業」として案内されています。要綱上の正式な名称は「荒川区ゼロカーボンシティ推進事業助成金」です。
受付の期間と状況は、次のとおりです。
【対象者】あなたが補助金を受けられるかチェック
本助成事業の対象は、「個人」「集合住宅」「事業者」の3つの区分に分かれています。
使える設備 住宅
使える設備 共用部分の
使える設備 直管型
個人の場合(区内在住者)
住民票は、申請日時点で設備を設置した住宅にあればよく、改修した日に住んでいた場所は問いません。
事業者の場合(区内事業者)
令和8年度から、太陽光発電や空調などは事業者の対象になりません。設置場所は、区内の事業所に限られます。
集合住宅の場合(一棟の所有者・管理組合)
宅配ボックスは、共用部分に設置する場合に限ります。管理組合が申請する場合は、規約の写しと、総会の議事録または決議書が必要です。
電気代削減額を10秒で試算する
- 設置費用
- —
- 補助金による削減
- ▲—
- 税額控除による軽減
- ▲—
- 実質負担額
- —
- 自家消費率:—(発電量のうち自社で消費する割合)
- 電力単価:—円/kWh。基本料金は削減対象に含みません
- 設備費用:—万円/kW(容量に応じた概算単価)
- 補助金:最大40%(自治体補助を併用した場合の想定)
- 税制:補助金控除後の取得価額に対して税額控除10%で試算
- 試算は目安であり、実際の効果を保証するものではありません
詳しい試算条件・注意事項はこちら
※税制は中小企業経営強化税制の「税額控除」で試算しています。補助金を受ける場合は圧縮記帳により取得価額が減額されるため、本試算では補助金控除後の取得価額に対して10%(資本金3,000万円超1億円以下は7%)を適用しています。適用には設備取得前の「経営力向上計画」の認定が必要で、控除額は法人税額の20%が上限です。
※もう一方の「即時償却」を選んだ場合、初年度の納税額は減りますが、翌年度以降の減価償却費がなくなるため、耐用年数を通算した納税総額は原則として変わりません。
※削減対象は電力量料金と再生可能エネルギー発電促進賦課金です(合計21.6円/kWhで試算)。基本料金(契約電力にかかる部分)は太陽光では原則削減されないため含みません。
※補助金は自治体補助を併用した場合の最大値(40%)で試算しています。国の主要制度(環境省ストレージパリティ達成支援事業)は4万円/kW(設置費のおおむね2〜3割に相当)が目安です。
※回収年数は「初期費用 ÷ 年間削減額」の単純計算です。維持管理費(O&M)・パワーコンディショナ交換費・保険・固定資産税は含みません。削減額は表示の自家消費率(工場70%等)を前提としており、実際の稼働で自家消費率が下回ると回収年数は延びます。
※補助金額は制度・地域・年度により変動し、公募での採択が前提です。
低圧・高圧・特別高圧、契約種別に関わらず全て対応しています。詳細は税理士にご確認ください。
【一覧】対象となる省エネ設備と補助金額の詳細
荒川区のエコ助成事業では、さまざまな省エネ・創エネ設備が補助の対象です。設備ごとに補助率と上限額が決まっています。
区内の事業者から購入・設置すると、一部の設備で上限額が引き上げられます。主な設備と補助金額は、次のとおりです。
| 設備 | 補助 | 上限 |
|---|---|---|
| 省エネ | 対象経費の | 1台あたり。★3.0以上は3万円/ |
| 省エネ冷蔵庫 | 本体費用の | 3万円/ |
| 高断熱窓・ドア | 本体費用の | 個人は |
| 太陽光発電 | 1kWあたり | 25万円/ |
| 蓄電 | 1kWhあたり | 10万円/ |
| エネファーム | 定額 | 10万円/ |
| 断熱材 | - | 個人は |
| 直管型 | 本体費用の | 個人と |
| 節水トイレ | 本体費用の | 個人は |
| 宅配 | - | 集合住宅は |
| ZEHなど | 一律25万円 | 区内でも |
省エネエアコンへの買い替え・新設
省エネ冷蔵庫への買い替え・新設
高断熱窓・ドアへのリフォーム
太陽光発電システムの設置
太陽光発電システムは、発電出力に応じて補助金が交付されます。
蓄電システム(V2H対応も含む)の設置
家庭用燃料電池(エネファーム)の設置
家庭用燃料電池(エネファーム)の設置も対象です。
値引き後の本体費用(税抜き)が上限になります。
その他の対象設備(断熱材・ZEH・節水トイレ・宅配ボックス・LED照明など)
このほか、節水トイレ(便器とタンク。改修のみ)、宅配ボックス、直管型LED照明器具への改修も対象です。令和8年度からは、既存住宅への断熱材の設置と、ZEHなども対象になりました。金額と上限は、上の表のとおりです。
なお、節水トイレ・宅配ボックス・冷蔵庫の助成は、令和8年度をもって終了する予定です。
荒川区の補助金の詳しい内容は以下をご確認ください
令和8年度エコ助成事業(荒川区公式)さらにお得に!補助金を増額させるポイント
荒川区のエコ助成事業を活用するうえで、知っておきたいポイントがあります。
上限額が上がる条件や、他の制度との併用を押さえておくと、自己負担をさらに抑えられます。
ポイントを確認して、省エネ設備の導入に役立てましょう。
区内の事業者からの購入で上限額が上乗せに
本助成事業の特徴の一つが、荒川区内の事業者から対象設備を購入・設置した場合に、上限額が上がる点です。補助率(2分の1や4分の1)は変わりません。
区内の事業者とは、領収書・内訳書の発行者の住所が荒川区内と記載されている事業者のことです。
設備の導入を検討する際は、区内の事業者も候補に入れて見積もりを取るとよいでしょう。
東京都や国の補助金(東京ゼロエミポイント等)との併用は可能?
併用を考えるときは、申請前に各制度の窓口で可否や手続きを確認しましょう。
荒川区エコ助成事業の申請から補助金交付までの5ステップ
荒川区のエコ助成事業は、設備の施工と支払いが完了した後に申請する「事後申請」方式です。工事前の申請は不要です。
申請から補助金の受け取りまでの流れを把握しておきましょう。
ここでは、手順を5つのステップに分けて解説します。
申請前に確認必須!必要書類チェックリスト
申請をスムーズに進めるには、事前の書類準備が欠かせません。
書類に不備があると、再提出を求められ、補助金の交付が遅れる原因になります。
ここでは、申請に必要な書類を「全員共通で必要なもの」と「該当者のみ必要なもの」に分けて整理しました。
申請前に確認し、漏れのないように準備しましょう。
【全員共通】提出が必要な書類
申請者全員が提出する基本的な書類は、次のとおりです。
なお、エアコンと冷蔵庫は、施工後の写真2枚、東京ゼロエミポイントの交付決定通知書、納品書のいずれか1点で確認します。
【該当者のみ】追加で提出が必要な書類
申請者の状況や申請する設備によって、次の書類が追加で必要になります。
代理で申請する場合は、申請書の「手続き代行者の連絡先」欄に記入します(施工業者などによる代理申請もできます)。
申請前に知っておきたい3つの重要注意点
荒川区のエコ助成事業を活用するうえで、申請前に押さえておきたい注意点があります。
期限や予算、対象製品の条件など、見落としやすいポイントを確認しておきましょう。
ここでは、特に重要な3つを解説します。
注意点1:申請期限は設置完了から1年以内
申請の期限は2つあり、どちらかを過ぎると、要件を満たしていても補助金は受けられません。
設置後は書類を整理し、早めに申請を進めましょう。
注意点2:予算の上限に達すると年度途中で受付終了の場合も
荒川区のエコ助成事業は、年度ごとに予算が決まっています。
予算額に達すると、受付期間内であっても受付を終了します。
導入を計画している場合は、荒川区の公式ウェブサイトで受付状況を確認し、早めに申請を済ませましょう(2026年11月2日時点では受付中です)。
注意点3:中古品やリース契約の製品は対象外
補助の対象は、新品・未使用の設備だけです。
リースや中古品などの設備は対象外です。
新品であれば、インターネットでの購入も対象になります。
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およそ1分で完了 無料で最大3社を比較する荒川区 エコ助成事業に関するよくある質問
ここでは、荒川区のエコ助成事業について、区民や事業者から多く寄せられる質問とその回答をまとめました。
申請を検討する際の参考にしてください。
Q. 複数の設備を同時に申請した場合、補助金の上限額はどうなりますか?
例えばエアコンと冷蔵庫を同時に申請した場合、それぞれの上限まで申請できます。
上限は項目ごとで、同じ年度・同じ住所では各項目1回です。年度内の総額の上限は設けられていません。
Q. 申請書の書き方がわかりません。どこで相談できますか?
電話は03-5811-6850、受付は平日9時〜17時です。
記入に不安がある場合や、自分のケースが対象になるか不明な場合は、申請前に相談しましょう。
Q. 東京ゼロエミポイントとの違いは何ですか?両方もらえますか?
重複して申請できますが、按分ではありません。区の助成の対象経費は、本体価格から東京ゼロエミポイントの分を差し引いた額になります。
まとめ
荒川区のエコ助成事業は、省エネ・創エネ設備を導入する際の費用負担を軽くする制度です。
住宅向けはエアコンや冷蔵庫から太陽光発電・高断熱窓まで幅広く対象で、事業所は直管型LED照明器具への改修が対象です。
区内の事業者を利用すると、上限額が上がります。
申請は設置完了から1年以内で、受付期間は令和9年2月26日までです。予算額に達すると受付が終了します。
本記事を参考に、制度への理解を深めてください。