- ・令和8年度(2026年度)の募集は終了(2026年11月2日時点)。制度の内容を次の募集に備える参考としてまとめます
- ・対象は県内に事業所を持つ中小企業者等。太陽光は定額で1kWあたり4万円(条件を満たすと5万円)
- ・蓄電池は太陽光と同時に導入する場合だけ対象。蓄電池だけの申請はできません
- ・交付決定の前に着工すると対象外。契約・発注(2026年4月1日以降のもの)は認められます
- ・県の補助金は、国の補助金や小山市の制度とは併用できません
栃木県には、県内の事業者が自家消費を目的に太陽光発電設備を導入するときに使える、県の補助金制度があります。
県の制度に加えて、小山市など一部の市町でも、事業者向けの導入支援を行っている場合があります。
令和8年度(2026年度)の募集は終了しました(2026年11月2日時点)。本記事では、県と市町の制度の内容を、次の募集に備えるための参考としてまとめます。
【2026年最新】栃木県が実施する事業者向け太陽光発電補助金の概要
栃木県では、事業者が自家消費のために太陽光発電設備や蓄電池を導入する費用の一部を補助しています。
ここからは、令和8年度(2026年度)の内容を見ていきます。
県の補助金制度「事業者用太陽光発電設備等導入支援事業」とは
「事業者用太陽光発電設備等導入支援事業」は、県内の事業者が事業所などで使う電力をまかなうために、太陽光発電設備や蓄電池を新たに設置する経費の一部を補助する制度です。
令和8年度(2026年度)の申請期間と受付状況
栃木県の事業者向け太陽光発電補助金の詳細な要件
この補助金を使うには、対象となる事業者や設備、運用の方法について、いくつかの要件を満たす必要があります。
ここでは、対象者の条件、対象となる設備、自家消費などの主な要件を順に見ていきます。
補助の対象となる事業者と法人の条件
補助金の対象となる太陽光発電設備の種類
自家消費率やリース・PPAなど、補助の主な要件
補助金額はいくら?補助率と上限額を分かりやすく解説
ここでは、太陽光発電設備の補助額の計算方法と、蓄電池を併せて設置する場合の上限額を整理します。
事業用太陽光発電設備の補助率と計算方法
太陽光発電設備の補助額は、補助率ではなく、出力に応じた定額です。
1kWあたり5万円になるのは、サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)を利用する中小企業者等、または中小企業向けSBT認定を取得した中小企業者等です。
計算に使う出力は、太陽光パネルとパワーコンディショナのうち、出力の低いほうの値です(小数点以下は切り捨て)。補助金額は千円未満を切り捨てます。
例えば、出力50kWで4万円/kWの場合は、4万円×50kW=200万円が補助額の目安です(5万円/kWなら250万円)。
蓄電池を併設する場合の補助上限額
太陽光発電設備と同時に蓄電池を設置する場合は、蓄電池も補助の対象になります。蓄電池だけの申請はできません。
県の公式ページでは、この上限を「20kWh未満:516.6万円/20kWh以上:633.3万円(容量:100kWh)」と表記しています。これは容量が100kWhのときに計算した額です。
例えば、容量18kWh・税抜240万円の場合、補助額は80万円です(県の手引きの算出例)。
なお、容量20kWh未満の蓄電池は、SII(環境共創イニシアチブ)に登録された製品であることが条件です。
電気代削減額を10秒で試算する
- 設置費用
- —
- 補助金による削減
- ▲—
- 税額控除による軽減
- ▲—
- 実質負担額
- —
- 自家消費率:—(発電量のうち自社で消費する割合)
- 電力単価:—円/kWh。基本料金は削減対象に含みません
- 設備費用:—万円/kW(容量に応じた概算単価)
- 補助金:最大40%(自治体補助を併用した場合の想定)
- 税制:補助金控除後の取得価額に対して税額控除10%で試算
- 試算は目安であり、実際の効果を保証するものではありません
詳しい試算条件・注意事項はこちら
※税制は中小企業経営強化税制の「税額控除」で試算しています。補助金を受ける場合は圧縮記帳により取得価額が減額されるため、本試算では補助金控除後の取得価額に対して10%(資本金3,000万円超1億円以下は7%)を適用しています。適用には設備取得前の「経営力向上計画」の認定が必要で、控除額は法人税額の20%が上限です。
※もう一方の「即時償却」を選んだ場合、初年度の納税額は減りますが、翌年度以降の減価償却費がなくなるため、耐用年数を通算した納税総額は原則として変わりません。
※削減対象は電力量料金と再生可能エネルギー発電促進賦課金です(合計21.6円/kWhで試算)。基本料金(契約電力にかかる部分)は太陽光では原則削減されないため含みません。
※補助金は自治体補助を併用した場合の最大値(40%)で試算しています。国の主要制度(環境省ストレージパリティ達成支援事業)は4万円/kW(設置費のおおむね2〜3割に相当)が目安です。
※回収年数は「初期費用 ÷ 年間削減額」の単純計算です。維持管理費(O&M)・パワーコンディショナ交換費・保険・固定資産税は含みません。削減額は表示の自家消費率(工場70%等)を前提としており、実際の稼働で自家消費率が下回ると回収年数は延びます。
※補助金額は制度・地域・年度により変動し、公募での採択が前提です。
低圧・高圧・特別高圧、契約種別に関わらず全て対応しています。詳細は税理士にご確認ください。
【市町村別】栃木県内で事業者向け補助金が利用できる自治体紹介
栃木県では、県の制度のほかに、一部の市町が独自の事業者向けの導入支援を行っている場合があります。
ただし、県の補助金と市町の補助金を両方使えるとは限りません。小山市の制度のように、県の補助金と併用できないものもあります。
ここでは、小山市の制度を中心に紹介します。
小山市で活用できる事業者向け補助制度
小山市には、市内の事業者が太陽光発電システムを設置する費用を補助する制度があります。「小山市ゼロカーボン・ネイチャーポジティブ推進プラットフォーム」に参画していることが条件です。
2026年11月2日時点で、市のページに受付終了の告知は見当たりませんが、予算の残りは公表されていません。最新の状況は小山市の公式ページで確認してください。
その他の市町で提供されている事業者向け補助金
小山市以外の市町にも、事業者向けの制度がある場合があります。ただし、事業者向けの太陽光発電の補助があるかどうかは市町によって異なります。
制度の有無や内容、予算の状況は市町ごとに異なります。事業所のある市町の公式ページや窓口で、最新の情報を確認してください。
栃木県の補助金の詳しい内容は以下をご確認ください
事業者用太陽光発電設備等導入支援事業補助金申請の手続きと失敗しないためのポイント
補助金を受けるには、定められた手続きの順番を守り、注意点を押さえておくことが大切です。
ここでは、申請から交付までの流れと、特に気をつけたい点を説明します。
申請から補助金交付までの基本的なフロー
受付は採択の競争ではなく、予算額に達するまで先着順です。実績報告のあと、書面での完了検査(必要な場合は現地の確認)を経て補助金額が確定します。確定の通知を受けてから補助金の請求書を提出し、指定の口座へ振り込まれます。
なお、事業が終わった翌月から1年間は、設備の利用状況を報告する義務があります。
提出前にチェック!申請に必要な書類一式
必要書類は栃木県の「補助金申請の手引き」や「交付要領」に一覧があります。提出前に確認し、漏れや不備がないように準備しましょう。
【要注意】交付決定の前に着工しない
この制度で特に大切なのは、交付決定を受ける前に工事に着工しないこと
対象外になるのは、あくまで交付決定の前の着工です。着工のタイミングには十分に注意してください。
県の補助金と市町村の補助金は併用できるか
市町の制度との併用も、できるとは限りません。小山市内に設置する場合は、県ではなく小山市の制度を利用します。
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およそ1分で完了 無料で最大3社を比較する栃木県 太陽光補助金に関するよくある質問
ここでは、栃木県の事業者向け太陽光発電補助金について、よく寄せられる質問をまとめました。
法人向けの太陽光・蓄電池の補助金は「2026年の法人向け太陽光・蓄電池補助金」でも紹介しています。
Q. 令和8年度の申請受付はいつまででしたか?
栃木県の公式ページには募集の終了が掲載されています(2026年11月2日時点)。次の年度の募集の有無や時期は公表されていません。
最新の情報は、栃木県の公式ページで確認してください。
Q. 中古の太陽光発電設備を設置する場合でも補助金の対象になりますか?
この補助金では、対象となる設備は未使用品(新品)であることが要件です。中古の設備は対象外です。
Q. 申請の手続きで気をつけることはありますか?
また、交付決定の前に着工すると対象外になります。契約や発注は交付決定の前でも認められますが、着工は交付決定を待つ必要があります。
書類の準備や手続きには手間がかかります。見積もりの段階で、申請の手続きに対応できるかを施工会社に確かめておくとよいでしょう。
まとめ
栃木県の「事業者用太陽光発電設備等導入支援事業」は、県内の事業者が自家消費のために太陽光発電設備や蓄電池を導入する費用の一部を補助する制度です。
令和8年度(2026年度)の募集は終了しました(2026年11月2日時点)。次の募集の有無や内容は公表されていないため、最新の情報は栃木県の公式ページで確認してください。