名古屋市では、愛知県内の事業者が利用できる補助金制度の一環として、市内に事業所を持つ中小企業を対象とした温暖化対策設備投資促進補助金を提供しています。
この制度は、光熱費の高騰や脱炭素経営への対応を目指す企業が、省エネ設備を導入する際の経済的負担を軽減することを目的としています。
本記事では、補助金の対象となる条件、申請方法、具体的な補助額について詳しく解説します。
Contents
名古屋市の中小企業向け温暖化対策設備投資促進補助金とは?
名古屋市の中小企業向け温暖化対策設備投資促進補助金は、市内の事業者が省エネルギー性能の高い設備や再生可能エネルギー設備を導入する際に、その経費の一部を補助する制度です。
近年の電気料金の上昇や、企業の社会的責任として求められる環境配慮の観点から、中小企業の省エネへの取り組みを後押しすることを目的としています。
具体的には、LED照明や高効率空調、太陽光発電システムなどの導入が対象となり、企業の光熱費削減とCO2排出量削減の両立を支援します。
【令和8年度】公募期間と現在の申請状況
令和8年度の名古屋市中小企業向け温暖化対策設備投資促進補助金の公募に関する情報です。
申請は先着順であり、予算額に達し次第、受付が終了となるため、早めの準備と申請が重要です。
最新の申請状況は、必ず名古屋市の公式ウェブサイトで確認してください。
受付期間はいつからいつまで?
複数の参考情報では、令和8年度の補助金制度に関する受付期間や申請方法が多様であり、特定の期間を一律に適用することはできません。
また、電子申請に関する具体的な情報も特定できませんでした。受付期間や申請方法の詳細は、申請を希望される補助金制度の公式情報をご確認ください。
申請は先着順で審査が行われ、予算の上限に達した時点で予告なく受付が終了する場合がありますので、ご注意ください。
予算上限と現在の申請受付状況について
令和8年度の予算額は、省エネ設備が2億8,000万円、再エネ設備が3,200万円です。
申請は先着順で受け付けられ、申請額が予算に達した時点で受付は終了します。
予算に達した日に複数の申請があった場合は、抽選によって交付対象者が決定される仕組みです。
現在の具体的な申請受付状況や予算の消化率については、名古屋市の公式ウェブサイトで随時更新されるため、申請を検討している事業者は定期的に確認することが推奨されます。
補助金の対象となる中小企業の詳細な条件
この補助金の対象となるのは、名古屋市内に事業所を有する中小企業者、またはこれらの事業者に設備を貸し出すリース事業者などです。
愛知県内に本社があっても、名古屋市内に事業の実態がある事務所や工場などがあれば対象となります。
また、令和7年度からの変更点として、「なごやSDGsグリーンパートナーズ」に登録・認定されていること、または新規に申請していることが申請要件に追加されました。
リース事業者が申請する場合は、補助金相当額が設備使用者へ全額還元されることが条件です。
補助対象となる省エネ設備の種類一覧
この補助金は、事業所のエネルギー消費量を削減し、環境負荷を低減するための多様な省エネ設備が対象となっています。
具体的には、照明設備のLED化や空調設備の更新、さらには再生可能エネルギーの導入を促進する設備などが含まれます。
それぞれの設備には、省エネルギー性能に関する特定の基準が設けられている場合があるため、導入を検討する際は、名古屋市が公開している「申請の手引き」などで詳細な要件を確認することが重要です。
LED照明や高効率空調設備
補助金の対象となる代表的な省エネ設備として、LED照明器具や高効率空調設備が挙げられます。
具体的には、既存の蛍光灯や水銀灯などをLED照明へ更新する工事や、エネルギー効率の高い業務用エアコン、チラー、GHP(ガスヒートポンプエアコン)などへの置き換えが該当します。
これらの設備は、消費電力を大幅に削減し、事業所の光熱費削減に直接的に貢献します。
空調設備の導入にあたっては、一定の省エネ基準を満たす製品であることが条件となります。
太陽光発電システムや蓄電池
再生可能エネルギー(再エネ)の活用を促進するため、太陽光発電システムや蓄電池も補助対象となっています。
事業所の屋根や敷地内に設置する太陽光発電設備が対象となり、発電した電力を自家消費することで、電力会社からの購入電力量を削減できます。
蓄電池については、太陽光発電設備と同時に導入する場合に限り、補助の対象となります。
これにより、発電した電力を夜間や悪天候時に活用でき、エネルギーの自給率向上と災害時の非常用電源確保につながります。
その他、補助の対象となる設備
LED照明や空調、太陽光発電設備のほかにも、多様な省エネ設備が補助の対象に含まれます。
例えば、生産性向上と省エネを両立する高効率なコンプレッサーや、熱効率の高い業務用給湯器、電力損失を低減する変圧器、そして店舗や工場で使用される冷凍冷蔵設備などが挙げられます。
これらの設備へ更新することにより、事業活動全体のエネルギー効率を高め、総合的なコスト削減が期待できます。
補助率と補助上限額の具体的な金額
補助金を活用する上で重要なのが、補助率と補助上限額です。
この補助金では、導入する設備の種類によって補助率が設定されており、また1事業者あたりの補助上限額も定められています。
これらの金額を正確に把握し、設備投資計画を立てることが、制度を最大限に活用するための鍵となります。
補助金の額は、算出された金額に1万円未満の端数がある場合、切り捨てて交付されます。
設備の種類ごとに定められた補助率
補助率は、導入する設備の種類によって異なります。
省エネ設備である高効率空調設備とLED照明の補助率は、中小企業の場合、経費の3分の1または2分の1以内、大企業の場合、経費の3分の1以内など、企業の規模によって異なる場合があります。
設備投資にかかる総額に対する比率で算出されるものと、設備の性能や規模に応じた単価で算出されるものの2種類が存在します。
補助金の上限額はいくらまで?
補助金の上限額は、省エネ設備と再エネ設備で区分が分かれています。
高効率空調設備やLED照明などの省エネ設備を導入する場合、補助上限額は100万円です。
一方、太陽光発電設備は上限250万円、同時に導入する蓄電システムは上限45万円に設定されています。
複数の種類の設備を同時に申請することも可能ですが、それぞれの区分の上限額を超えることはできません。
また、1事業者としての合計上限額についても規定があるため、詳細は公募要領で確認が必要です。
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補助金を使って見積もりを受け取る目安5分・しつこい連絡なし・完全無料申請から補助金交付までの5つのステップ
補助金の申請から交付までは、大きく5つのステップで進行します。
まず、受付期間内に市へ交付申請書を提出します。
次に、市による審査を経て交付が決定されると、事業者へ交付決定通知が送付されます。
この通知を受けた後に、設備の契約や発注、設置工事を開始します。
事業が完了し、支払いを終えたら、30日以内または指定された期日のいずれか早い日までに実績報告書を提出します。
最終的に市が実績を審査し、補助金額が確定した後、指定の口座へ補助金が振り込まれます。
申請方法の選択|郵送または電子申請
補助金の申請は、郵送または電子申請のいずれかの方法を選択できます。
どちらの方法でも、提出する書類の内容は同じです。
郵送の場合は、受付期間内の消印が有効となりますが、消印が確認できない場合は受付窓口への到着日が基準となります。
電子申請は、名古屋市の電子申請システムを利用して、必要な書類データをアップロードすることで行います。
申請が集中した場合や書類に不備があると審査に時間がかかるため、余裕を持った準備が求められます。
郵送で申請する場合の送付先
郵送で申請書類を提出する場合の送付先は、名古屋市が業務を委託している受付窓口となります。書類は以下の住所へ送付してください。持参による提出は受け付けていないため、郵送または電子申請のいずれかの方法で手続きを行う必要があります。
〒450-0003
名古屋市中村区名駅南三丁目6-6名駅ユタカビル2A
株式会社TORIST内「中小企業省エネルギー設備等導入補助金受付窓口」
電子申請システムを利用する手順
電子申請は、名古屋市の専用システムを通じて行います。
まず、市の公式ウェブサイトに掲載されている「電子申請システム(交付申請)」のリンクへアクセスします。
システム上で申請者情報を入力し、事前に作成した交付申請書や見積書、図面といった必要書類のデータをアップロードして提出します。
アップロードするファイルの容量に制限がある場合、添付しきれなかった書類は別の追加提出用フォームから送付する必要があります。
申請受付開始日より前に行われた申請は無効となるため注意してください。
申請に必要な提出書類チェックリスト
補助金の申請には、定められた様式の書類を不備なく揃えて提出することが不可欠です。
書類に不足や誤りがあると、受付ができない、あるいは審査が大幅に遅れる原因となります。
申請前には、名古屋市が提供するチェックリストを活用し、全ての書類が揃っているか、記入漏れや誤りがないかを必ず確認してください。
チェックリスト自体も提出書類の一つに含まれるため、忘れずに添付する必要があります。
【必須】交付申請書の準備
申請において基本となる書類の一つが「交付申請書(第1号様式)」です。申請者の情報、導入する設備の概要、補助金申請額などを正確に記入します。名古屋市のウェブサイトから最新の様式をダウンロードして作成してください。
設備を購入して導入する場合の添付書類
設備を購入して導入する場合は、交付申請書に加えて複数の添付書類が必要です。
具体的には、導入する設備の費用がわかる見積書の写し、設備の性能や仕様を示すカタログの抜粋、設置場所を明記した配置図などが求められます。
また、エネルギー削減効果を試算した「見込削減効果試算表」や、設置前の現況を撮影した「写真台帳」も作成し、提出しなければなりません。
これらの書類によって、補助対象設備の妥当性や導入効果が審査されます。
リース・PPA契約で導入する場合の添付書類
リース契約やPPA(電力販売契約)によって設備を導入する場合も、購入時と同様に交付申請書や見積書、カタログなどが必要です。
それらに加え、リース契約書やPPA契約書の案(写し)の提出が求められます。
この契約書案には、契約期間やリース料金、補助金相当額が利用者に還元されることが明記されていなければなりません。
契約内容が補助金の要件を満たしているかどうかが審査の重要なポイントとなります。
補助金申請時に押さえておきたい注意点
補助金を申請する際には、いくつかの重要な注意点があります。
最も重要なのは、必ず市の「交付決定通知」を受け取った後に、設備の契約や発注を行うことです。
交付決定前に契約した設備は補助の対象外となります。
また、申請は先着順で、予算がなくなり次第終了するため、早めの準備と提出が肝心です。
提出書類に不備があると受付が遅れ、その間に予算が上限に達してしまうリスクもあります。
中古品の設備は対象外である点も留意が必要です。
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名古屋市 中小企業向け温暖化対策設備投資促進補助金に関するよくある質問
ここでは、名古屋市の中小企業向け温暖化対策設備投資促進補助金に関して、事業者から多く寄せられる質問とその回答をまとめました。
申請を検討する際の参考にしてください。
審査にはどのくらいの期間がかかりますか?
申請書の提出から補助金の交付決定まで、通常3週間程度かかります。
ただし、申請が集中した場合や、提出された書類に不備があり確認が必要な場合などは、さらに時間がかかることがあります。
審査期間の短縮に関する個別の要望には応じられないため、事業計画には余裕を持たせることが重要です。
補助金は申請後、いつ頃振り込まれますか?
補助金は、事業完了後の実績報告書を提出し、その内容が審査され、交付額が確定した後に振り込まれます。
事業者は、市から交付額の確定通知を受けた後、20日以内に請求書を提出する必要があり、その請求手続きを経てから指定口座への振り込みが行われます。
全てのプロセスが完了するまでには、実績報告から一定の期間を要します。
複数の事業所でそれぞれ申請することは可能ですか?
はい、名古屋市内に複数の事業所を持つ事業者が、それぞれの事業所ごとに補助金を申請することは可能です。
ただし、補助金の上限額は、1事業者(法人または個人事業主)あたりの合計額として適用されます。
したがって、複数の申請を合算した際に、定められた上限額(省エネ設備100万円、再エネ設備は種類による)を超えて補助を受けることはできません。
まとめ
名古屋市の中小企業向け温暖化対策設備投資促進補助金は、省エネ設備の導入を検討する事業者にとって、費用負担を軽減できる有効な制度です。
高効率空調やLED照明、太陽光発電システムなどの導入により、光熱費の削減と環境貢献の両立が期待できます。
申請は先着順で予算に限りがあるため、公募期間や要件を正確に把握し、計画的に準備を進めることが求められます。
最新の情報や詳細な申請手続きについては、名古屋市の公式ウェブサイトを必ず確認してください。