産業用太陽光発電の収支-産業用・投資用土地付き太陽光発電の比較・見積もりサイト

産業用太陽光発電の収支

産業用太陽光発電の売電収支を算出するには、まず導入費用がいくらかかるのかを把握しなければなりません。産業用太陽光発電の相場で書いたように、1kwあたりの設置費用は30万円/kwです。40kwを導入したい場合は1200万円ほどかかります。売電収支を計算するうえで知っておくべき4つのことがあります。

売電収支を計算するうえで知っておくべき4つのこと

  • 平成26年度の産業用太陽光発電の買取価格は税込で34.56円/kwh
  • 産業用太陽光発電は全量買取
  • 平成26年度の産業用太陽光発電の買取期間は20年
  • 1kwあたりの年間発電量は1,000kwh

平成26年度の産業用太陽光発電の買取価格は税込で34.56円/kwh
産業用太陽光発電の買取価格は税込で34.56円/kwhです。住宅用太陽光発電の買取価格は37円/kwhとなっています。

産業用太陽光発電は全量買取
全量買取とは、太陽光発電システムで発電した全ての電気を電力会社が買い取ってくれます。住宅用は余剰買取となり、発電した電気を先に家庭内で使用し、消費しきれなかった電力を電力会社へ売電します。また、10kw以上の場合は全量と余剰のどちらかを選択することができます。

産業用太陽光発電の買取期間は20年
産業用太陽光発電の買取期間は20年です。住宅用は10年です。

1kwあたりの年間発電量は1,000kwh
JPEA(一般社団法人太陽光発電協会)によれば、1kwにおける年間発電量は1,000kwhとしています。50kwの太陽光発電を設置すれば年間50,000kwhの収入が見込めるわけです。各地域によって日照時間や気候が異なりますので、よく発電するところとそうでないところはありますが、1kwあたりの年間発電量が1,000kwhを下回ることは豪雪地域等でないかぎりほぼありません。

上記4つのことを踏まえたうえで、収支を計算してみましょう。

回収期間・収支の計算式

40kwの産業用太陽光発電を設置、検討しているパネ郎君がいました。 産業用太陽光発電の収支・回収期間の計算方法
  • kw数:40kw
  • kwあたりの単価:300,000円/kw
  • 導入費用:12,000,000円

[回収期間の計算式]
まず年間の発電量を求めます。
40×1,000kwh=40,000kwh

つぎに年間売電量を求めます。
40,000kwh×34.56円/kwh=1,382,400円

投資回収期間は
12,000,000円×1,382,400円≒8.68年

[収支の計算式]
残りの売電年数は
20年-8.68年=11.32年

11.32年の発電量は
12.07年×40,000kwh=452,800kwh

よって収支は
34.56円/kwh×452,800kwh=15,648,768円

このように概算ではありますが、40kwの産業用太陽光発電を設置した場合15,648,768円の収支が見込めます。

まとめ

収支をわかりやすくするために、固定資産税やランニングコスト、パワーコンディショナの機器交換費用、融資を受けた場合の金利等を含まずに計算しています。なので実際の収支は多少下がります。

また、グリーン投資減税のメリット~太陽光発電『即時償却100%』適用例~でご紹介したように、青色申告を出している法人、個人で平成27年3月31日までに発電を開始した場合、当期の経常利益から太陽光発電の導入費用を差し引くことができる[即時償却]の適用が可能です。節税効果が期待でき、金利メリットをもたらします。

産業用太陽光発電の収支、回収期間を正確にお知りになりたい方はパネ郎へお気軽にお問い合わせください。

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