系統連系とは|太陽光発電の申請手順・費用・逆潮流の仕組みを解説

系統連系(けいとうれんけい)とは、太陽光発電などの分散型電源を一般送配電事業者が管理する電力系統(グリッド)に接続することです。系統連系により、自家消費しきれない余剰電力を電力系統へ逆潮流(売電)したり、系統から不足分を補ったりする双方向の電力融通が可能になります。

系統連系とは何か

電力系統とは、発電所から変電所・送配電線を経由して消費地へ電力を届けるネットワーク全体を指します。太陽光発電設備を系統に接続(連系)することで、発電電力の余剰を売電したり、発電不足時に系統からの電力で補ったりすることが可能になります。

系統連系に際しては、電力品質(電圧・周波数・波形)の維持と安全性の確保が求められます。そのための技術的要件は「系統連系規程(JEAC 9701)」に定められており、パワーコンディショナーはこれに適合した機器を使用する必要があります。

系統連系の種類:逆潮流あり・なし

逆潮流あり(余剰売電・全量売電対応)

発電電力が自家消費を上回る際に余剰分を電力系統へ流す(売電する)方式です。FIT売電や余剰売電を行う場合はこの方式が必要です。電力会社への申請・審査・工事が必要で、逆電力継電器(RPR)等の保護装置が設置されます。

逆潮流なし(自家消費専用)

発電電力を施設内の消費のみに使用し、系統への逆潮流を防ぐ方式です。売電を行わない自家消費専用システムではこの方式を採用するケースもあります。連系申請の手続きが比較的簡素になる場合があります。

系統連系申請の流れ

① 事前相談・接続検討申込

設置地域の一般送配電事業者(東京電力PG、関西電力送配電など)に接続検討を申し込みます。系統の空き容量・接続条件・工事費用の概算が回答されます。

② 接続申込・工事費用負担

接続検討の回答をもとに正式申込を行います。系統側の工事(変圧器の増設・配電線工事等)が必要な場合は工事費用の一部を申込者が負担します。

③ 保安規程・電気主任技術者の選任

高圧受電設備を持つ事業所に太陽光発電を追設する場合、既存の電気主任技術者の管理範囲に追加することが一般的です。自家用電気工作物の工事・維持・運用には電気主任技術者の関与が法的に必要です。

④ 竣工検査・連系開始

設備の竣工後、電力会社の検査を経て系統連系が開始されます。FIT認定を受ける場合はこの時点で売電が始まります。

系統連系に関する法人の注意点

系統接続の混雑問題(接続可能量)

再エネ普及が進んだ地域では系統の空き容量が逼迫しており、連系申請から実際の連系開始まで時間がかかるケースがあります。大規模設備では事前に接続検討に十分な時間を確保した計画立案が必要です。

出力制御との関係

系統連系した設備は、系統の需給バランス維持のために電力会社から出力制御を求められる場合があります。特定地域や高出力設備では出力制御の頻度が高くなる傾向があります。詳しくは出力制御をご参照ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 系統連系申請にはどのくらいの期間がかかりますか?

低圧(50kW未満)では数週間〜数ヶ月、高圧(50kW以上)では数ヶ月〜1年以上かかるケースもあります。地域の系統混雑状況や工事の必要性によって大幅に変わるため、早めの申請が重要です。

Q. 系統連系工事費用はどのくらいですか?

系統側の工事が不要な場合は数十万円程度で済むこともありますが、変圧器増設等が必要な場合は数百万〜数千万円規模になることもあります。接続検討の回答で費用概算が提示されます。

Q. 自家消費専用でも系統連系は必要ですか?

停電時の系統連系保護機能(単独運転防止)は、自家消費専用でもパワーコンディショナーに内蔵されています。完全独立型(系統非連系)のシステムは特殊な用途に限られ、通常の産業用太陽光では系統連系が前提となります。

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