産業用太陽光発電、50kW未満・低圧連系。野立ての費用と回収期間
野立て太陽光発電に掛かる費用は各メーカーによって金額差はありますが、低圧50kwで1500万円、1kwあたりにかかる費用は30万円程度を目安としてください。国内メーカーは現在の相場で1500万円~2000万円、海外メーカーであれば1500万円以下に抑えることも可能です。低圧50kwを設置するのに必要な面積は概ね750㎡となります。
設置費用 | 回収期間 | |
---|---|---|
国内メーカー | 1500万円~2000万円 | 10年前後 |
海外メーカー | 1500万円前後 | 10年以内 |
利回りを重視するなら海外メーカー、保証や安心を求めるのであれば国内メーカーが良いでしょう。回収期間については、現金一括払いや融資先の利率によって変わりますので、参考程度にとどめておいてください。
資金面の相談先は、日本政策金融公庫 環境・エネルギー対策資金が一般的のようです。また、販売・工事業者によってはアプラスなどの信販会社が使えるところもあります。
野立て太陽光発電の料金内訳
下記は野立て太陽光発電の料金内訳です。大きく商品代と納品設置代の2つに分かれます。
商品代- モジュール
- パワーコンディショナ
- 操作表示ユニット
- 架台・ラックシステム
- 専用固定部材セット
- 延長ケーブル
- 渡りケーブル
- 電気配線工事費
- 主幹工事費
- パワーコンディショナ据付工事費
- 専用固定金具・架台据付工事費
- モジュール据付工事費
- 全量申請費
- 図面作成・電力会社申請手続費
- 竣工検査立会費
商品代が料金の約7割を占め、残りは納品設置代となります。
野立て太陽光発電セット
最近では産業用太陽光発電キットを販売している業者を見かけます。業者向けの商品ではありますが、個人で購入し個人で設置することも可能です。ただし、自らで電気工事をする場合は電気工事士の資格が必要になってきますので注意してください。
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キット | 野立て太陽光発電50kwセット |
販売価格(税抜) | 1,250万円 |
モジュール | 東芝製TA60M250WA/J × 200枚 |
パワーコンディショナー | KP55M-J4 × 9台 |
PVケーブル | 1式 |
「50kW用」アルミ架台 | 1式 |
キット | 野立て太陽光発電50kwセット |
販売価格(税抜) | 1,250万円 |
モジュール | 三菱製PV-MGJ250BBFR × 200枚 |
パワーコンディショナー | KP55M-J4 × 9台 |
PVケーブル | 1式 |
「50kW用」アルミ架台 | 1式 |
キット | 野立て太陽光発電51kwセット |
販売価格(税抜) | 1,030万円 |
モジュール | カナディアン・ソーラー製CS6P-255P × 200枚 |
パワーコンディショナー | KP55M-J4 × 9台 |
PVケーブル | 1式 |
「50kW用」アルミ架台 | 1式 |
キット | 野立て太陽光発電52kwセット |
販売価格(税抜) | 980万円 |
モジュール | ジャパンソーラー製JS-260M-CI60 × 200枚 |
パワーコンディショナー | KP55M-J4 × 8台 |
PVケーブル | 1式 |
「50kW用」アルミ架台 | 1式 |
キット | 野立て太陽光発電50kwセット |
販売価格(税抜) | 980万円 |
モジュール | ハンファ製HSL60P6-PB-1-250 × 200枚 |
パワーコンディショナー | KP55M-J4 × 9台 |
PVケーブル | 1式 |
「50kW用」アルミ架台 | 1式 |
キット | 野立て太陽光発電51kwセット |
販売価格(税抜) | 910万円 |
モジュール | ユリカソーラー製UL-250P-60 × 200枚 |
パワーコンディショナー | KP55M-J4 × 9台 |
PVケーブル | 1式 |
「50kW用」アルミ架台 | 1式 |
2014年度は太陽光発電の買取価格が優遇される最後の年
政府が掲げたエネルギー基本計画に『再生可能エネルギーをここ3年で最大限加速させる』という案があり、今年がその3年目になります。2012年7月よりはじまった固定価格買取制度ですが、42円、36円、そして2014年度は32円と年々1割近く下がっています。来年度はどうなるかわかりません。早めに検討されたほうがいいかもしれませんね。
【追記】2015年度から始めるなら6月末までが勝負!
2015年度の全量買取(10kw以上)における固定買取価格は、4月~6月の申請分が29円(税抜)、7月以降は27円(税抜)に値下がりします。これは50kwの野立て太陽光発電で比較した場合、収支は年間で10万円、20年間で200万円近くも変わってきます。さらに、固定買取価格は電力会社との接続契約締結時に確定しますので、すぐに認定を取得することはできなくなりました。早め早めの行動が大切になってくるでしょう。
産業用・分譲型太陽光発電リサーチ
ニュース・よくある質問
産業用・土地付き分譲型太陽光発電に関する最新ニュースや、よくある質問をまとめています。これから野立て、農地、遊休地、工場の屋根などに太陽光発電を検討されている方は参考にしてください。