ソーラーシェアリングについて農林水産省に質問
ソーラーシェアリングとは作物と電気を同時に生産する【農電併業】です。2013年3月31日に農林水産省から出された通達で、ソーラーシェアリングを実施しやすくなり、注目されはじめています。
ソーラーシェアリングについてはまだまだ多いものばかりです。先日、中京ソーラーさんがソーラーシェアリングについて農林水産省に問い合わせたとのことだったので、ご紹介します。
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ソーラーシェアリングについて農林水産省の回答
Q.作物の指定はありますか?
A.特定の作物に限りません。Q.家庭菜園(=作物の販売を目的としない)でも営農になりますか?
A.なります。(=収穫物を目的としてなくてもよい。)Q.一時転用とのことですがその期間は?
A. 3年ごとに許可を受ける必要があります。許可取り消しの場合は太陽光発電システムを撤去し原状回復が必要。 平均反収の80%を下回った場合に新たな許可が下りない場合があります。Q.平均反収の基準はどこでわかりますか?
A.平均反収は、農業委員会、農業共済、JAなどの適切な組織に問い合わせてください。Q.遮光率の下限など制限はありますか?
A.遮光率が高くても反収に影響がない限り制限はありません。(一時転用なので、反収が低ければ許可の更新が出ない場合あり。)Q.農地の引き継ぎなどで新規に農業をする事は可能ですか?
A.営農計画を立て、営農の適切な継続の確保(=周辺の平均反収)が出来れば問題はありません。Q.営農を行う人が、入院・死亡・代替わりなどで反収が落ちる場合の措置は?
A.一時的に収穫が落ちても指導に従い、営農計画を出して平均反収に届けば許可は継続されます。Q.台風・水害等の自然災害で反収が落ちる場合の措置は?
A.周辺地域の平均反収も落ちることが予想されますので措置は特に考えておりません。
これからソーラーシェアリングを検討されている方にとってわからないことがあるかと思います。その場合は各都道府県の農業委員会に問い合わせをするか、もしくは一般社団法人ソーラーシェアリング協会に連絡を取ってみてください。
一般社団法人ソーラーシェアリング協会のお問い合わせ先
住所:千葉県千葉市中央区末広5-11-5
TEL:043-304-2771
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