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太陽光発電の設置場所は?屋根への負担は?設置可能な場所を解説-産業用太陽光発電の一括見積もりサイト

太陽光発電の購入・設置方法

太陽光発電の設置場所と言えば屋根が思い当たる方も多いと思います。しかし、屋根以外にも壁面やカーポートなど設置場所は様々です。また、太陽光発電パネルは設置場所の日射量によっても変わってきます。太陽光パネルの発電量に影響する条件や理想的な設置場所の環境も解説していきます。

 

太陽光発電の設置に向いている地域

結論から言うと、内陸県や太平洋側の地域または日照時間が長い地域が太陽光発電に向いております。

内陸県や太平洋に面している地域

内陸県が太平洋パネルの設置に向いている理由は、海に面している沿岸部と比べて水蒸気が少ないため雲が形成されにくい環境にあり、晴れる日が多いからです。 また、日本海側の地域よりも太平洋側の方が太陽光パネルの設置に向いている理由も同じく晴れる日が多いからです。特に冬は、日本海側では積雪が多くなる一方、太平洋側では乾いた風が吹き晴れることが多くなります。

このように、内陸や太平洋側地域が太陽光パネルの設置に適している理由は晴れる日が多い傾向にあるからです。ただし、沿岸地域や太平洋側の地域であるからと言って、一概に太陽光パネルの設置に向いてないわけではありません。例えば北海道は海に面しており雪国でもありますが、一部地域では太陽光パネルの設置に向いている場所も存在します。その土地が太陽光パネルの設置に向いているかどうかは、もっと細かく日射量を見ていく必要があります。

日照時間が長い

日照時間の長い地域は、それだけ太陽光パネルが太陽光を浴びる時間が長いので、発電量が多くなります。台風や梅雨、降雪の影響が少ない地域は日照時間が長くなります。また、盆地も一般的に日照時間が長くなる傾向にあります。盆地を囲む山が、雲や低気圧、湿った空気などを遮ることで晴天が続きやすいためです。

 

ここで、日照時間が長い都道府県ランキングを紹介します。

 

日照時間(年間)【時間】
1位埼玉県 2,545.5
2位群馬県 2,497.2
3位山梨県 2,484.1
4位静岡県 2,459.3
5位茨城県 2,454.4

e-stat

https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures/rank

政府の統計ポータルサイト「Estat」によると、2023年度年間でもっとも日照時間が長い都道府県は内陸県の埼玉県でした。また、盆地であり内陸県の山梨県も3位にランクインしています。

 

日照時間(年間)【時間】
43位青森県 1,821.4
44位秋田県 1,836.2
45位沖縄県 1,860.9
46位北海道 1,889.6
47位山形県 1,893.6

e-stat

https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures/rank

反対に日照時間が最も短かった都道府県は、北国で雪国の青森県となっています。温暖な気候にある沖縄県はは日照時間が長いイメージもあるかもしれませんが、温暖で海が近いので雨が降りやすく、台風や梅雨による影響も受けやすいので、日照時間は長くありません。北海道は全体でみると日照時間が短いですが、発電量自体は多いというデータもあります。これは、パネルを設置できる場所の面積が広いことと、年間を通して気温が低く発電効率が落ちないといった理由が考えられます。

 

太陽光発電設置に適した条件

では次に、もっと細かく太陽光発電の設置に適した土地の条件を見てみましょう。
太陽光パネルの設置に適した、場所の条件は日射量以外にも、気温や地盤の固さ、災害リスクの少なさなど様々あります。それぞれ説明していきます。

設置可能面積が広い

太陽光発電を設置する際は十分な敷地面積を確保することが重要です。必要面積は1kw当たり10~15kwほど必要と言われています。つまり住宅用の5kwの設備であれば、50~75㎡、産業用の10kw規模の発電所ならば、約100〜150㎡程度のスペースを確保する必要があります。また産業用太陽光の中でも、50kw以上の高圧設備を導入する場合はキュービクルの設置が可能かどうか確認する必要があります。また、定格出力が100kw越えの、大規模なパワーコンディショナーを設置する場合も、設置可能スペースがあるか確認する必要があります。

夏でも気温が低い

太陽光発電は高温に弱く、気温が高い日が続くと発電効率下がってしまいます。
太陽光パネルの性能を示す基準温度は25℃であり、この温度から1℃上昇するごとに、発電効率は約0.4~0.5%低下すると言われています。太陽光パネルを設置する際は夏場でもなるべく気温の低い場所を選びましょう。

平地面積が広い

平地が多くある土地は太陽光パネルの設置に適しています。
山林や斜面のある土地に太陽光パネルを設置するとなると、切り開いて平地にする必要が出てきます。太陽光パネルの設置工事費の他に土地造成費がコストとして余分にかかってしまうので、太陽光パネルを設置する際はなるべく平地面積が広い場所を選びましょう。

日当たりが良い

太陽光パネルを設置する際は、発電効率を上げて売電収入を増やすためなるべく日当たりのいい場所を選びましょう。周りにビルや山などがあって太陽光を遮るような場所は日陰ができやすく、太陽光パネルの発電量が下がってしまいます。また、住宅の屋根などに設置する場合は、日当たりのいい南側に設置しましょう。

塩害リスクが少ない

海が近い土地は潮風によって、塩害が起きるリスクが存在します。太陽光パネルや架台、配線ケーブルなどの機器は塩害によって腐食する可能性があります。太陽光パネルを設置する際は、海に近い場所へ設置することを避けるか、塩害耐性のある太陽光パネルを購入しましょう。塩害耐性パネルは、表面に塩の結晶の形成を阻害する材料をコーティングしたパネルです。

地盤が固い土地

太陽光発電は20~30年ほどの長い時間をかけて使用していくものです。その間、地震や台風によってパネルが破損する可能性があります。地盤の強い土地であれば、台風による土砂崩れのリスクが少なく、地震の揺れによる被害を軽減することができます。パネルの修理費や交換費を減らすためにも、太陽光パネルの設置を検討する際はなるべく地盤が固い土地を選ぶことをおすすめします。

水害リスクが少ない

水害リスクが低い土地は太陽光パネルを設置しやすい環境の一つです。
大雨による川の氾濫や、地震による津波は太陽光パネルを浸水させることで破損させてしまう可能性があります。太陽光パネルを設置する場所を選ぶ際はハザードマップ等を確認し、水害のリスクが少ない土地を選択しましょう。

積雪量が少ない

積雪量があまりにも多いと、雪の重みで太陽光パネルが割れたり架台がゆがんでしまう可能性があります。ただし、太陽光パネルの中には雪国に設置することを想定して、積雪に耐えられるような設計のパネルを出しているメーカーも存在します。積雪量が多い地域で太陽光パネルを設置する際は耐積雪設計のパネルを購入しましょう。

設置規制がない

自治体によっては土砂災害の被害が拡大するのを防止するため、太陽光パネルの設置を禁止していたり、規制を設けている場合があります。設置規制がある地域では発電所の規模に制限があったり、設置前に届け出が必要な場合があります。太陽光パネルを設置する前には必ず、設置予定の地域が禁止・規制区域であるかどうか確認をしましょう。

近くに電柱がある

太陽光発電施設で発電した電力を売電する場合、電力会社の送配電網に自家の設備を繋げる系統連係をする必要があります。そのため、近くに電柱がないと電力会社の送配電網と接続できず、近くに電柱を新設する必要が出てきます。工事は地域の電力会社が行いますが、工事費は「連携工事負担金」として発電事業者の負担となります。そのため、余分なコストを減らすためにも、太陽光発電は電柱が近くにある場所に設置しましょう。

 

太陽光発電の設置場所

先述の内容から、太陽光発電に適した土地の条件がわかりました。
それでは、もっと具体的に太陽光パネルを設置する場所について紹介します。
太陽光パネルは住宅の屋根や建物の屋上以外にも多くの設置場所が存在します。

建物の屋上

建物の屋上は太陽光パネルを設置するのに適しています。太陽光パネルの設置場所と言えば、ビルや建物の屋上をイメージされる方も多いと思います。ビル、倉庫、商業施設、事業所など建物の屋上に設置すれば、スペースを有効活用でき、日当たりもよく、建物で使用する電力を供給することも可能です。特に、工場や倉庫、商業施設は、電気の使用量が多いので太陽光パネルの設置に向いています。

住宅の屋根

住宅用太陽光であれば、住宅の屋根に設置するのが一般的です。
住宅の屋根に設置する場合は、屋根の形と設置する屋根の向きに注目することが重要です。屋根の向きは南向きで傾斜30度が最も好ましいです。反対に、北向き屋根や1・2階で二重構造になっている屋根の下屋根だと、日光があたりづらく発電量が下がってしまいます。また、発電量を上げるためには自宅の屋根の形にフィットした形のパネルを選択することが大事です。

屋根にかかる負担

太陽光パネルが住宅の屋根にかける負担について説明します。
太陽光パネルが屋根に与える負担は、1㎡あたり約12kgと言われています。これは屋根瓦の1/4程度の重さなので、太陽光パネルが屋根に与える負担はとても小さいといえます。

よって、一般的な住宅の屋根であれば太陽光パネルの設置は全く問題にならないといえます。ただし、築年数が長い建物の場合は注意が必要です。

外壁

太陽光パネルは建物の外壁に垂直につけることも可能です。
外壁に設置するので建物の形状や屋根の耐久度に左右されることがありません。
また、降雪時に雪が積もる心配がないので、雪下ろしの手間が省けます。
設置後にもパネルの状態を目視で確認しやすいという利点も存在します。
ただし、パネルに傾斜をつけることができないので、発電効率が落ちることに注意が必要です。

カーポート

カーポートも太陽光パネルの設置場所として利用できます。太陽光パネルとカーポートが一体化した設備をソーラーカーポートと呼びます。使用していないスペースの有効活用になります。また、カーポート自体のメリットとして雨除けや車の温度上昇を防げるという効果も得られます。ただし、カーポートの構造が太陽光パネルの設置に耐える構造になっているか確認が必要です。

農地

近年はソーラーシェアリングという形で太陽光発電を導入する農家の方も増えています。ソーラーシェアリングとは、農地の上部に建てた支柱の上に太陽光パネルを設置し、農作物の栽培と太陽光発電を同時に行うやり方です。栽培している作物の収入だけではなく、売電収入も得ることができるというメリットがあります。ソーラーシェアリングを行う前は、農地転用の許可を農業委員会からもらう必要があります。場合によっては許可が下りないこともあるので注意が必要です。

遊休地

遊休地に野立て設置するという方法も存在します。売電収入を得たり、電気代を削減することができるので、利用していない土地の有効活用になります。空いている土地の面積によっては屋根や屋上に設置するよりはるかに大きな規模の太陽光発電を建てることが可能です。実際にメガソーラーと呼ばれる出力が1000kwを超える超大規模な太陽光発電のほとんどは野立て設置です。ただし、自然災害による損壊リスクやパワコンの駆動音、パネルの反射光などによる近隣トラブルには注意が必要です。

オフサイトPPA

オフサイトPPAを利用すれば、敷地の外に太陽光発電を設置し、電力を供給してもらうことも可能です。PPAとは初期費用0円で太陽光発電を設置し、決められた契約期間の間、電力を事業者から購入することで太陽光発電を利用するという方法のことです。中でもオフサイトPPAとは、敷地外に設置した太陽光発電から電力を供給してもらう方式のことで、太陽光発電を設置するスペースがない需要家の方でも、初期費用0円で太陽光発電を始めることができます。ただし、契約期間の間、売電収入を得ることはできません。また、契約期間終了後は無償で譲渡されることが一般的です。

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